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脱原発への道〜7月16日脱原発デモ〜 [社会]

7月14日のNHKスペシャル「激論!ニッポンのエネルギー」を一応見ようかと思ったけれど、番組の最初に「2030年に電力における原発の割合を世論調査した結果」というのが紹介されて、番組を見るのを止めた。

その世論調査の結果というのは・・

原子力発電について、18年後の2030年の時点で望ましいと考える割合は
(政府が示している3つの選択肢の中から選ぶというもの)

「0%」と答えた人が34%、
「15%程度」が40%、
「20%から25%程度」が12%

(ちなみに従来の<原発事故前までの>電力における原発の割合は26%)

なんでこういう解答結果なんだろうな〜、質問の仕方がおかしいんじゃないのかな〜と、それだけで不信感を持ち、ろくな番組じゃないと思ってしまう。
従来の電力において原発が占めていたものを基準にして、その15%だとか、25%だとかと勘違いしたんじゃないの??と思ってしまう。
今どき、原発について考えている人は圧倒的に脱原発でしょう。(根拠はないけど、私が話をした感触ではほとんど、というか、みんな反原発。私が話をしている人が偏っているわけではないと思うのだけど・・?)

7月16日は反原発のデモがあって、NHKの報道でも警視庁の発表で7万5千人、と言っていた。きっと10万は軽る〜く超えていたのだろう。
私は都合がつかず行けなかったが、私の知人5〜6名が誘い合って参加した。(今日知っているかぎりで5〜6名なので、実際にはもっと多くの知人、友人が参加しただろうな、と思っている。)

で、私は、少し付き合いのある人たちに「今日は私の友達、反原発デモに行った人がけっこういるよ。こんなに暑いのに大変だったろうね。」とかいう話を、電話あるいはメールで何人かに伝える。
(特に保守派かな、と内心思っている人に)

「へ〜、そうか。けっこうたくさんデモに行ったんだな。」と感心するようだ。
大勢が意思表明するというのはやはり大きな力になるのだ、と感じる。
NHKが、コンピューターで無作為に選んだ番号に電話をかけて得た、調査対象の65%に当たる1089人の回答結果が示すもの、とは比べようもない大きな大きな力を持っている。

残念ながら、日本の国営放送とも言えるNHKがつくった番組番組だから、関心がなくぼんやり見ていたら、意味のない3択アンケートの回答の方が(くり返し出てくる)、ニュースで短くさらっと流れて終わってしまうデモのことよりも、はるかに大きなインパクトを与える仕組みになっている。

それでもデモの力はすごい。自分の意思でわざわざ集まった人たちなのだから。
デモ参加者の人数宇を言えば、どんな人だって、大変なことなんだな、と目を向け話を聞こうとする。

今年一番の暑さの中、デモに参加された方、本当にご苦労様、感謝です。

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solea01

あの暑さであの人数。組合の組織動員あり、市民団体あり、ツィッターデモみたいな新たな流れあり。混在の一日でした。中東民主化革命を見つつ、日本では無理かと思っていたのですが、そうでもないかも。確実に運動の流れは変わってきています。
by solea01 (2012-07-17 20:50) 

tamara

3.11後も何にも変わらないとしたらそれこそ悲惨ですね。
そういう日本ならもう仕方ない、あきらめよう、という気分になっていた人(私もふくめ)も、10万人以上のデモのニュースには元気づけられたと思います。粘り強くいくしかないのですね。

by tamara (2012-07-17 22:19) 

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