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巣箱の放棄 [環境・自然]

4月下旬、巣作りの準備が始まった。まず巣箱の下調べ。
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P5055700.jpgニュウナイスズメ

去年より一週間遅かったが鳥たちが次々にやって来て巣箱を下調べ。
どうやら気に入ったらしく、巣づくりが始まった。
今年は新顔のニュウナイスズメもゴジュウカラと争いながらも巣箱に入居。

2週間後、そろそろヒナが孵る頃と思って気をつけて見ていたが、巣箱は静まりかえっている。ヒナが孵ると餌運びが始まるので親鳥がひんぱんに餌を運んでくるのにそういう動きがないまま三週間。

あるとき、四つのうちの一つの巣箱の屋根の上にキジトラの猫がうずくまっていた。あわてて追い払ったけれどしばらくするとまた巣箱の上に登り上から出入り口の穴を見張っている。
心配になってはしごをかけ巣箱を覗いてみた。
残念なことにシジュウカラの親鳥が中で死んでいた。巣箱にあった卵は9個。

他の巣箱も心配になり調べたら、一つはピンク色の卵がやはり9個ぐらいありなんとなく放置されている気配。ニュウナイスズメが入ったと思われる巣箱は箱の上の方まで枯れ葉のようなものがいっぱいで中がよく見えない。
そっと手をいれると、ブ〜ンという虫の羽音みたいなのが聞こえる。
鳥の威嚇音かと思ったが、結局はここの巣箱も卵が放置されていて、その代わりにハチが巣作りをしていた。マルハナバチのようだった。手を入れても攻撃して来ないのであまり人に危害を加えるハチではなさそうだったが、この巣箱は取り外すことにした。

最後の一つミズナラの樹に取り付けた巣箱は下が開くようになっていて、開けたらヒナを暖めているシジュウカラの親鳥と顔をハチ合わせしてびっくり。あわてて蓋を閉めたが鳥もさぞびっくりしただろう。

昨年は3つの巣箱から(4回)元気にヒナが巣立って行ったのに、今年は1つだけ無事であとはダメだった。
やはり高原に猫などいるとどうもまずい気がする。リスも警戒して来なくなってしまったし。近所の猫なのだが、どこにでも自由に歩き回っているので、防ぎようがない。
犬は今の時代放し飼いはしないし、国立公園内は犬は入れないことになっている。

卵を生んだ状態で巣が放棄されているのは、とても残念で、気持ちが沈んでしまった。
私は大の猫好きで家にも2匹いるが外には出さない。市街地は猫が外を自由に出歩いていることも多いが、もともと人家が密集して環境も壊れているし、それほど気にならないのだけれど、山の中はやめてほしいなあ。
ミズナラの樹のシジュウカラ一家は無事に子育て終わるのだろうか。
5月18日に餌を運び始めたので、巣立ちは7月上旬のはず。

中をきれいにしてかけ直した巣箱に、また、巣作りする鳥がいるかもしれないと少し期待している。去年は同じ巣で二回ヒナが孵った。
でも一度猫の襲撃などがあると警戒して、その場所には近づかなくなってしまうのだろうか。

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